lawyerseye さんが 2019/03/12 に更新
【弁護士EYE】不貞行為の判示

【弁護士EYE】不貞行為の判示

最高裁は、「不貞行為」とは「配偶者ある者が、自由な意思にもとづいて、配偶者以外の者と性的関係を結ぶこと」をいうと判示しています。

不貞行為 配偶者 最高裁 性的関係

外形的には、性行為があったこと、内心としては、それが自由意思によるものであることです。
 一度きりの関係であっても継続的であっても、恋愛感情を伴うものか、お金を支払ってするもの(性風俗店・愛人契約)又はお金を受け取ってするもの(売春・援助交際)かに関わらず、配偶者以外の異性と自由意思で性行為をすれば、「不貞行為」となります。
 例えば、妻を持つ男性が強姦をすることは不貞行為でもあり、強姦の被害者女性に別の夫がいたとしても自由意思ではありませんので不貞行為とはなりません。他に自由意思がない場合として心神喪失の状態がありますが、泥酔していて無意識状態だったという言い訳は認められないでしょう。
 もっとも、民法770条2項は、「一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。」と規定しており、形式的に不貞行為があったとしても、夫婦関係の回復可能性等が考慮され、必ずしも離婚が裁判で認められるとは限りません。
 その意味で、配偶者以外の異性とのセックスはいかなる理由があろうとも「同罪」となる、ということはありません。離婚が出来るかどうか、慰謝料が発生するか、という点については、事案ごとに結論が異なりますので、お困りの場合は弁護士に相談して下さい。

<Riconsodan弁護士>

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