lawyerseye さんが 2019/01/29 に更新
【弁護士EYE】シングルマザーの支援

【弁護士EYE】シングルマザーの支援

 厚生労働省が公表した「平成27年 国民生活基礎調査の概況」によると、母子世帯は、全世帯(5036万1千世帯)のうち1.6%(約80万5千世帯)となっています(このうち約8割が離婚を理由とするものと言われます。その他に、死別や未婚の母)。

平成27年 国民生活基礎調査の概況 ひとり親支援 就業支援 養育費

 公的なひとり親家庭の子育て・生活支援として、福祉事務所における母子・父子自立支援員による相談・指導があり、年間で749,683件の相談件数の実績がありました。離婚前でも、離婚後の生活を考えて、早めに一般的な相談に行かれるのも良いかもしれません。
 仕事をしながらの子育てとなる方も、母子家庭の約8割と多くいるので、シングルマザーに対する就業支援サービスの提供を行うため、マザーズハローワークが平成18年より設置されています。また、資格取得のための教育訓練講座の資金を支給する制度もあります。
 経済的支援としては、児童福祉手当を初めとして、児童を監護しながら収入面で不安を抱えるシングルマザーに対する様々な助成が定められています。自治体によっては、住宅手当が支給される場合もありますので、各自治体に相談に行かれることが大事です。
 養育費については、母子家庭の約38%しか取り決めをしておらず、さらに実際に受給されているのは約20%と、非常に低い割合となっています。各自治体でも、離婚届受理の際に、養育費に関するリーフレットを配布するなどの取り組みがなされていますが、離婚後の子供の生活のためにも、公正証書の作成や調停手続きの利用など、法的な手続きを利用した養育費の取り決めをすることをおすすめします。

<Riconsodan弁護士>

この記事のライター

関連する投稿


【弁護士EYE】離婚する際の養育費の問題

【弁護士EYE】離婚する際の養育費の問題

さまざまな理由で離婚をしたいと思っているが、どうしても離婚の話を切り出せない、という相談のほとんどは、子供がいて離婚後の経済的事情に不安を抱えているという女性です。その一因として、養育費の問題があると感じています。


【弁護士EYE】 離婚事件簿「子連れ再婚の苦悩」

【弁護士EYE】 離婚事件簿「子連れ再婚の苦悩」

弁護士として活動していて「ステップファミリー」に会うケースはそれほど多くない。なぜなら「ステップファミリー」になる前段階の離婚の際に弁護を行うからだ。むしろ「ステップファミリー」に会うことがあるのは,離婚後の法律問題,つまり養育費などの付随的問題の場合である。


【弁護士EYE】NEWS「子供は夫婦関係のバロメーター」

【弁護士EYE】NEWS「子供は夫婦関係のバロメーター」

子供のいる夫婦関係において、子供の存在は重要なものであり、


【弁護士EYE】養育費の支払い

【弁護士EYE】養育費の支払い

離婚協議で決めた養育費が支払われなくて困っているという話はよく聞きますが、経験上、最初から全く払われないことはあまりありません。


元夫が逮捕されたら養育費は?

元夫が逮捕されたら養育費は?

父母ともに離婚したら、相手に子供に対する生活保持義務から養育費を請求することができる。


最新の投稿


【弁護士EYE】その言葉は本当に流行っているのか

【弁護士EYE】その言葉は本当に流行っているのか

弁護士として夫婦関係の案件を扱っている中で、メディア関係の方から「●●って流行っていると聞きましたが、実際の案件を通して聞いたことはありますか?」という質問を最近よく受けます。


「夫が浮気したら、アナタはどうする?」

「夫が浮気したら、アナタはどうする?」

夫が浮気したら?


【弁護士EYE】離婚する際の養育費の問題

【弁護士EYE】離婚する際の養育費の問題

さまざまな理由で離婚をしたいと思っているが、どうしても離婚の話を切り出せない、という相談のほとんどは、子供がいて離婚後の経済的事情に不安を抱えているという女性です。その一因として、養育費の問題があると感じています。


こんな女性とは離婚した方がいい

こんな女性とは離婚した方がいい

女性からの離婚への提案理由の中に浮気と暴力がある。いうまでもなく、夫婦関係だけでなく子供をも巻き込み、家庭崩壊にまで至らしめる重大な行為であり、離婚理由に十分に値するものである。


【弁護士EYE】余命宣告をされてからの身辺整理

【弁護士EYE】余命宣告をされてからの身辺整理

もし余命を宣告されたら、残される家族のため、自分自身のために、自らの身辺を整理したいと考える方が多いと思います。