lawyerseye さんが 2019/01/09 に更新
 【弁護士EYE】セレブな人たち「同じ人と結婚離婚の繰り返し」 ~藤圭子と宇多田照實の場合~

【弁護士EYE】セレブな人たち「同じ人と結婚離婚の繰り返し」 ~藤圭子と宇多田照實の場合~

 結婚も離婚も、「戸籍法の定めるところにより届け出ることによって、その効力を生ずる。」(民法739条1項、764条)と定められており、役所に提出する届出に形式的な不備がなければ、いずれも成立となります。

戸籍法 民法739条1項、764条 離婚届 不受理申出制度 再婚禁止期間

 また、2人の意思を確認するための手続もなく、同じ夫婦が何度も結婚と離婚を繰り返していたとしても、行政側で届出を受理しないといった扱いをすることはないのです。
 ですから、実際に、余命短い老人が身寄りもいないので相続権を与えるためだけに世話になった看護師との婚姻届けを出すという事例や、債権者の強制執行から逃れるために妻名義に財産を移して離婚届を出すといった、本来の結婚や離婚とは異なる真意で届け出たものでも、後に争いにならない限り、その効力が生じることになります。
 例えば、夫婦がケンカになって、一方が署名押印した離婚届を相手に渡した後、気が変わったとしても、相手がそのまま離婚届を作成して役所に提出してしまうと、離婚が成立してしまいます。
そのために、「不受理申出制度」があり、結婚や離婚の意思がないのに届出書が作成された場合や、届出書に署名した後に翻意した場合に、届出を受理しないように、本籍地の市区町村長に申し出ることが可能となっています。
 ちなみに、女性が離婚した場合には、離婚後に出産した子の父親を推定するためという理由で、100日の再婚禁止期間が定められています(民法733条1項)(平成28年6月の民法改正により、この期間は6箇月から短縮されました)。もっとも、前の夫と再婚する場合はこの規定の例外とされているので、藤圭子さんは離婚後もすぐに宇多田さんと再婚することが出来ました。

<Riconsodan弁護士>

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