riconsodan さんが 2018/12/11 に更新
熟年離婚、切り出すのは夫?

熟年離婚、切り出すのは夫?

熟年離婚が増加の一途を辿っている。

熟年離婚 増加 定年 別れ

 子供が独立し、夫が定年を迎えたのを機に妻から切り出される。早く別れたかったが、子供の就職や結婚に差し支えてはとの配慮と離婚後の生活への経済的不安が決断を鈍らせた。しかし、今や離婚は珍しくなく社会的信頼を失う心配もなくなったことや、離婚後の年金分割が認められたことで躊躇わずに熟年離婚に踏み切るようになったのである。
 ところが、ここにきてちょっとした異変が起きている。妻からではなく夫から切り出すケースが増えているというのだ。
 すでに冷えきった夫婦関係への不満は妻だけではなく夫も共通した思いであり、妻が自分のことをあたかも“粗大ゴミ”くらいにしか考えていないことは先刻承知で、世間体を気にして屈辱に耐えてきた夫が反逆に転じたのである。
「人生100年時代」に入り、60歳定年でもまだ30年以上もの時間が残され、人生まだまだこれからという気持ちにさせているようだ。
 だから、性格の不一致や「稼ぎが悪い」、「臭いからあっちに行って」等の精神的虐待にもこれまでガマンしてきた夫が、「妻と別れて本当の自分を取り戻したい」と開き直り、堂々と離婚を切り出すようになったというのである。
 しかし、離婚がかなっても慰謝料や財産分与、それに年金分割で生活レベルが落ちるのは避けられないが、それでもいっこうに構わないと覚悟は十分なのだ。
 どうせ別れるつもりならば、妻も夫も熟年になるまでガマンすることなくサッサッと別れた方が人生をやり直すのにいいだろう。

<R記者>

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