riconsodan さんが 2018/08/09 に更新
同性婚及び事実婚の遺産相続

同性婚及び事実婚の遺産相続

同性婚が認められていない日本。法的に認められていなくても、“夫婦然”と一緒に暮らすカップルはいる。

同性婚 事実婚 遺産相続

 恋愛を自由に楽しむのは結構だが、あくまでも“夫婦然”である。というのは、日本では遺産を相続できる法定相続人は配偶者、直系の子供や孫等、戸籍に則って順次配分されていくが、同性カップルの場合、一方が亡くなるとその遺産は残された方が自動的に受け取ることはできない。法定相続人ではないからだ。
 しかし、遺言書があれば大丈夫である。遺言書の中で名前と配分が記述されていれば、法定相続人よりも優先される。他にも相続する方法として生前贈与や養子縁組をすることで可能だ。但し、確定申告に際して相続税の控除を受けることはできず、遺産は単なる遺贈とみられ税金が取られるのだ。
 事実婚の内縁の妻も同樣である。戸籍上の妻よりも相手に尽くし、長く寄り添い、たっぷりと愛情を注がれていたとしても法定相続人ではないから同性カップルのケースと同じ扱いとなる。但し、婚外子は別である。血の繋がりのある婚外子は、たとえ母方の戸籍に入っていても認知されていれば法定相続人になれるのである。
 だからといって、本妻が夫の死後にその存在を知った場合など、感情的にもなり素直に認めようとはせず揉めるのは必至で、裁判に発展するケースもあるという。
 同性愛者も内縁の妻及び嫡外子も遺産相続の弱者である。

<R記者>

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