lawyerseye さんが 2018/02/20 に更新
【弁護士EYE】不貞行為に関する事件

【弁護士EYE】不貞行為に関する事件

不貞行為(不倫)に関する事件において、肉体関係がない場合であっても、第三者が夫婦間の婚姻関係を破壊したと評価できれば違法たり得るとして、慰謝料を肯定した裁判例がありますが、基本的には肉体関係をもって不貞行為となります。

不貞行為 事件 慰謝料 裁判例

 では、慰謝料の額の算定にあたり、肉体的なつながりだけでなく、精神的なつながりの深さも考慮されるのでしょうか。
 慰謝料の算定には、婚姻期間、不貞期間、未成年の子の有無、といった諸事情が考慮されます。いずれも外形的・客観的な事情ですが、これらの事情は精神的・主観的なつながりを推認させるものということもできます。例えば、婚姻期間が長かったり、未成年の子がいるにもかかわらず不貞行為に及んだりということはそれだけ不貞行為者間の精神的なつながりが強かったと推測することができますし、不貞期間の長さも精神的なつながりが強いことの表れということができます。
 そうしますと、慰謝料を発生させる不貞行為自体は肉体関係で決まりますが、慰謝料の額には不貞行為における精神的なつながりの強さも十分に考慮されるといえます。

<Riconsodan弁護士>

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