lawyerseye さんが 2017/11/10 に更新
 【弁護士EYE】理想と現実

【弁護士EYE】理想と現実

結婚前に思っていたものと、実際の結婚生活が異なるものになっているということは誰にでもあるでしょうが、特に結婚前にきちんと約束したことであっても、相手が守らないという場合もあります。

実際の結婚生活 結婚前の約束

 良くある例として、「結婚しても親とは同居しないこと」を約束して結婚したのに、夫から、親の介護を引き取るとことになったと言われてしまったというものがあります。
 結婚前の約束を盾にこれを拒否したが、夫から「親と同居してくれないなら、離婚するしかない」と言われたときに、妻の立場で、結婚前の約束があるのだから、親との同居もしないし、離婚もしない、ということは出来るでしょうか。
 この点、結婚後に、親の健康状態が悪くなったり、親の面倒を看てくれるはずだった兄弟・姉妹がいなくなってしまったり等、事情が変わることはよくあることです。
 結婚前の約束があっても、どうしても夫が親を引き取らなくてはいけないような状況がある場合には、夫の言い分が認められることがあるでしょう。夫がそのような状況の中、妻が親との同居を認めない以上、夫婦の関係は破たんしており、民法上が定める「婚姻を継続した難い重大な事由」(民法第770条第5号)に該当すると判断されるからです。

<Riconsodan弁護士>

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