lawyerseye さんが 2017/01/20 に更新
【弁護士EYE】年の差婚から見る相続について

【弁護士EYE】年の差婚から見る相続について

片方が高齢で、しかも資産家である場合のいわゆる「年の差婚」では、常に相続目的では?という疑いの目が世間から向けられます。

離婚しにくい年齢差は? 年の差婚 相続 財産

 しかし、結婚が愛情に基づくものでなければならないという法律はありませんので、相続目的の婚姻も原則として有効になります。ただ、婚姻の形態によっては婚姻が無効になる場合もあります。たとえば、判例では、仮装婚の事例について、婚姻の届出自体について当事者間に意思の合致があったとしても、それが単に他の目的を達するための便法として仮託されたものにすぎないときは、婚姻は効力を生じないとしています。要するに完全に違う目的で行われている仮装の婚姻は無効だということです。
 年の差婚について考えてみると、夫婦のうち若い方が、年輩の方の財産を相続する目的で婚姻する場合でも、当然年配の方は相続目的と知った上でその対価としての夫婦生活を望んだわけですから、婚姻が無効と判断されることはないと考えられます。

<Riconsodan弁護士>

この記事のライター

関連する投稿


【弁護士EYE】年の差婚

【弁護士EYE】年の差婚

芸能人などで年の差カップルが、話題になることがあり、多くは高齢な男性側が資産を持っているために、女性が遺産目当てでの結婚ではないか、と心無いことを言われることもあります。


高齢男性が父親になったら

高齢男性が父親になったら

今や「年の差婚」は珍しくない。


【弁護士EYE】婚姻生活中の財産について

【弁護士EYE】婚姻生活中の財産について

婚姻生活が円満なときには気にしないけれど、いざうまくいかなくなり離婚を考えるようになると気になるのが、婚姻生活中に使ったり貯めたりした財産についてです。


不倫で離婚しても財産は私のもの?

不倫で離婚しても財産は私のもの?

「他に好きな人ができたから別れたい」


【弁護士EYE】熟年再婚からみる相続問題

【弁護士EYE】熟年再婚からみる相続問題

熟年再婚で一番法律上問題となるのは、相続の問題です。


最新の投稿


すぐ別れちゃう女

すぐ別れちゃう女

熱しやすく冷めやすいということなのか。


【弁護士EYE】同じ職場での男女トラブル

【弁護士EYE】同じ職場での男女トラブル

同じ職場で離婚等の男女トラブルに発展するケースは、弁護士に相談に来られる例でも少なくありません。


【弁護士EYE】金の切れ目が縁の切れ目

【弁護士EYE】金の切れ目が縁の切れ目

夫婦の一方が無断で多額の借金を重ねて浪費を行うことは、「婚姻を継続し難い重大な事由」と認められ、裁判で離婚が認められる場合があります。


【弁護士EYE】子供のこと

【弁護士EYE】子供のこと

離婚の際、揉めに揉めることが多いのが子供のことです。


パチンコ依存症で借金まみれでも……

パチンコ依存症で借金まみれでも……

離婚理由の大きな1つに金銭トラブルがある。