lawyerseye さんが 2016/07/03 に更新
【弁護士EYE】相談のパターンは2通り

【弁護士EYE】相談のパターンは2通り

 離婚案件を扱っていると、ご相談内容を次のように二つに分けることができます。一つは、夫婦間で既に離婚の話合いが行われたものの夫婦だけではどうしても細部において話が纏まらずに相談にお越しになる場合。もう一つは、一方が密かに離婚を考えている場合です。

離婚相談は2通り 夫婦間では纏まらない 密かに離婚を考えている

 後者の場合、ご相談者は弁護士との間の打ち合わせを通じて、水面下において離婚に対する準備や覚悟をかなり整えています。半面、その配偶者は一切その事実を知りません。なので、いざ離婚の話を切り出し場合、当該配偶者にとっては寝耳に水となります。
 後者の場合で、一つ事例をご紹介します。密かに離婚の準備を進めている場合、離婚の切り出しはある意味宣戦布告となりますので、勇気や労力が要ります。したがって、その点を含めて離婚交渉を弁護士に依頼される方もいます。いきなり弁護士から離婚を内容とする通知が届いた場合、受け取った方は普通に考えて衝撃が大きく、まとまる話もまとまらないため、その点を説明して一度は固辞したものの、ご依頼者たっての希望ということで、宣戦布告の通知書を出しました。しかも、通知書が自宅に届く日に別居するという計画です。予想とおり、受けた取った配偶者は混乱し、離婚に向けた1年戦争に突入したことは言うまでありません。なお、最前線には弁護士が立つため、ご依頼者は家を出た日以降、一度も配偶者に会うことなく、1年後に無事離婚という当初の目標を遂げました。
 こうした、いきなりの宣戦布告を受けないためにも、日々のコミュニケーションを通じて些細な変化に気付くことが重要です。

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