lawyerseye さんが 2019/07/10 に更新
【弁護士EYE】シングルマザーの再婚と養育費

【弁護士EYE】シングルマザーの再婚と養育費

元夫から養育費を受け取っているシングルマザーが再婚したとき、その養育費の取り扱いはどのようになるでしょうか。

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 まず、元夫による養育費支払いの法的な根拠は、実親子関係による扶養義務を前提とするものです。親が離婚をしたとしても、親子の関係には変わりがないのであるから、離婚後は直接には子の監護をしなくなった方も、子の生活費を負担すべきという考え方です。
 シングルマザーが再婚するとき、連れ子も新しい夫の苗字を名乗るようにする等のため、再婚した新しい夫が子と養子縁組をすることがあります。この場合、新しい夫と子との間には養親子関係が発生し、新しい夫も、子に対する扶養義務を負うことになります。
 養父ができたからといって、実父の扶養義務がなくなるということはないのですが、扶養義務を第1次的に負うのは、現に生活を共にしている養父とされています。したがって、養父に十分な収入があり、子の生活は不自由していないときには、養育費の支払義務が免除される、というのが一般的な取り扱いとなっています。
 それでは、再婚しても新しい夫とこの養子縁組をしなければ、元夫からの養育費をそのまま受け取っていけるのかというと、そうではないと思われます。新しい夫と生活している限り、妻と子の生活費は新しい夫の収入によって増えることが通常ですから、それを勘案して、元夫の養育費の金額が大きく減額され又は免除される可能性が高いのです。
 離婚の際だけではなく、再婚を考えたときにも、専門家に相談することをおすすめします。

<Riconsodan弁護士>

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