lawyerseye さんが 2019/05/07 に更新
【弁護士EYE】協議離婚とは

【弁護士EYE】協議離婚とは

離婚協議書は、調停や裁判など裁判所を使った離婚ではなく、当事者同士の話し合いで離婚できる場合に、離婚すること及び離婚で発生する権利義務(親権はどちらが持つのか、養育費はいくらでいつまで払うか、慰謝料はいくらか、財産分与の方法・金額、面会交流の方法など)を記載するものです。

協議離婚 財産分与

 離婚協議書を作る際に公正証書にすることがあります。公正証書を作る理由で一番大きいのは、文言に工夫をすれば裁判を経ずに強制執行が可能になる点です。
 特に養育費は、離婚後数ヶ月や数年で支払いがストップすることが非常に多いですが、その場合、公正証書ではない普通の離婚協議書だと、たとえ実印が押してあったとしても、強制執行(たとえば相手の会社から給料天引きなど)をするためには、短くとも2ヶ月程度はかかる裁判を経る必要があります。相手が争ったりするとこれが半年、一年になります。しかし、文言を工夫した公正証書であれば即座に強制執行ができますので、相手への養育費支払いのプレッシャーという意味でも公正証書は非常に有用です。
 公正証書は公証役場という事務所のような場所で、公証人という地位の人に作成してもらいます。公証人は裁判所と異なり何かを決めることはできないので、公正証書を作成するときは、その内容は自分たち(もしくはその代理人である弁護士)が合意したものになります。公正証書の作成料は、その内容(特に財産の金額等)によるのですが概ね数万円で足ります。
 離婚協議書なら公正証書。公正証書なら弁護士にご相談を。

<Riconsodan弁護士>

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